CSL Behring

寛解期の治療(維持療法)

監修 : 防衛医科大学校 内科学講座 神経・抗加齢血管内科 准教授 海田 賢一 先生

寛解導入療法が成功しても約7割の患者さんは再発することがあります※1)

再発の時期は2〜3ヵ月後のこともあれば半年後、1年後のこともあります。

また、何年も再発せずにいた人が再発を繰り返すようになることもあります。

度々の再発によって神経が繰り返し傷つけられると、炎症が治まっても障害が残る危険性が高まりますので、再発を繰り返す患者さんには、症状がなくても定期的に免疫グロブリン製剤の投与や血漿浄化療法を行う「維持療法」が検討されます。

※1) Gorson KC, et al: Neurology 48(2); 321-328, 1997

維持療法の流れ

①免疫グロブリン療法

点滴している様子

維持療法では、静脈注射剤(IVIg)と皮下注射剤(SCIg)があります。

寛解導入治療におけるIVIgは、3週毎に点滴注射を1~2日連続して行います。

一方、SCIgは1週毎に1日もしくは連続した2日にわけて注射が必要です。

IVIgは医療機関での投与となりますが、SCIgは十分なトレーニングを受け、医師により自己注射が可能と判断された場合には、在宅で投与することが可能です。

免疫グロブリン療法の主な副作用は、頭痛、発熱、皮疹、注射部位の痛み、注射直後~初期のアレルギー反応などがあります。

②血漿浄化療法

血漿浄化治療の様子

血漿浄化療法による維持療法の標準的なプロトコールはなく、治療の頻度や継続期間はまちまちですが、再発直後の3週間は週2回、次の3週間は週1回、その後は1〜3週に1回というように徐々に減らしていく方法が報告されています※1)

※1) Dyck PJ, Prineas J, Pollard J. Chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy. Peripheral Neuropathy, 3rd Ed, Dyck PJ, Thomas PK, Griffin JW, Low PA, Poduslo JF(eds), Philadelphia, Saunders, 1993: 1437-1497.

よくあるご質問

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