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CIDPの経過※1)は?

監修 : 防衛医科大学校 内科学講座 神経・抗加齢血管内科 准教授 海田 賢一 先生

CIDPの予後はおおむね良好です。

38人の日本人CIDP患者の長期予後について報告した2006年の論文によれば、38人中33人(87%)は5年後、10年後にも杖などの支持器具に頼らず歩行することができ、うち10名(26%)は神経学的にまったく異常が認められない「完全寛解例」でした※2)

特に、CIDPのなかでも発症様式が比較的すみやかで、2〜6ヵ月で症状がピークに達するものは炎症を抑える治療が効きやすく、予後もよいとされています。

このタイプのCIDPは、再発と寛解(炎症と症状が治まること)を繰り返す「再発寛解型」という経過をたどることもあります(図上)

しかし、発症様式がゆるやかで、半年以上経っても症状がピークに達しないタイプのものは、炎症を抑える最初の治療が奏効せず徐々に症状と障害が進行していく「慢性進行型」の経過をたどることがあります(図下)

※1) Hattori N, et al: J Neurol Sci 184(1); 57-63, 2001
※2) Kuwabara S, et al: J Neurol Neurosurg Psychiatry 77(1); 66-70, 2006

CIDP の経過

CIDPの治療

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