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よくあるご質問

監修 : 防衛医科大学校 内科学講座 神経・抗加齢血管内科 准教授 海田 賢一 先生

医師と患者の様子

Q1CIDPではないかと思われる症状があります。どの診療科で診てもらえばいいでしょうか?

ACIDPは神経の病気のため、脳神経内科などが専門となります。

Q2CIDPは神経の難病だと聞きました。難病ということは治らないのでしょうか?

スーツ姿の男性

A「難病」とは、原因が明らかでなく、根治的な治療方法が確立されていない病気で、希少(めずらしい)かつ長期間の治療が必要な病気のことを指します。

「原因不明で治療法がない病気」と聞くと、悲観的なイメージが頭に浮かぶかもしれませんが、原因や根治的な治療法がわかっている病気はほんの一握りにすぎません。

「難病」であるCIDPも治療で症状を抑え、普通の生活を送ることができる可能性があります。

Q3「神経は一度傷ついたら再生しない」と聞いたことがあります。
CIDPは神経の髄鞘という部分が壊れて脱落する脱髄疾患という病気だそうですが、二度と元に戻らないのでしょうか?

A神経には脳や脊髄などの中枢神経と、体の各部に網目のように行き渡っている末梢神経があります。

このうち中枢神経には再生能力がほとんどありませんが、末梢神経には再生能力があり、多少傷つけられても細胞が生きていれば再生することができます。

CIDPは末梢神経の脱髄疾患ですので、回復も可能です。

Q4CIDPと診断されました。普段の生活ではどのようなことに気をつければよいですか?

手洗いうがい

ACIDPは体が弱っているときに再発しやすくなります。

普段の生活では、過労や睡眠不足などで疲れが溜まらないように注意するとともに、風邪やインフルエンザの流行時には予防に努めましょう。

また、基礎体力を付けるためにも、医師と相談の上、普段から適度な運動を心がけるとよいでしょう。

Q5子供がCIDPと診断されました。子供は大人より病気の進行が速いという話をよく聞くので心配です。

A一般に、子供のCIDPは大人よりも経過がよく、薬も効きやすいといわれています※1)※2)

ステロイドの長期使用では成長障害などの報告もあることから、治療が長引く際には十分な注意が必要です。

※1) 馬場正之ほか: 脳神経 45: 233-240, 1993
※2) 馬場正之ほか: 神経内科 50: 248-254, 1999

Q6免疫グロブリンというのは抗体のことですよね? CIDPは抗体が悪さをする病気なのに、さらに抗体を投与して大丈夫なのでしょうか?

点滴

ACIDPで悪さをする抗体は、通常は作られない自己抗体という抗体であり、健康な人の血液中には存在しません。

正常な免疫グロブリンには自己抗体を直接攻撃し、中和したり分解する作用があるほか、免疫系の働きを総合的に調節する作用もあり、自己抗体による神経障害を直接的・間接的に抑制すると言われています。

Q73年前にCIDPを発症し、経口ステロイド療法で寛解しましたが、2カ月ほど前に再発しました。
今回も経口ステロイドで寛解し、後遺症もありませんが、このまま再発の都度ステロイドを使っていても大丈夫でしょうか?

錠剤

A頻回に再発を繰り返すようであれば維持療法を考慮しますが、年に一度再発があるかどうかという程度であれば維持療法の必要性は低く、その都度寛解導入療法を行うことが考えられます。

かかりつけ医の先生とご相談ください。

Q8寛解導入療法の3つの選択肢のなかで、血漿浄化療法にはどんなメリットがあるのですか?

血漿浄化療法

A血漿浄化療法の最大の強みは効果発現の早さです。

したがって、少しでも早く回復を図る必要がある重症例や急速進行例にはよい適応です。

また、不特定多数の有害物質を除去できるため、免疫グロブリン療法が効きにくいタイプの自己抗体をもつ患者さんや、他の自己免疫疾患を合併した患者さんにも効く可能性が高い治療法です。

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